アムネット専属のキャンピングカーアドバイザーのやまざき先生による連載コラムです。キャンピングカー体験談や、役立つ知識などを発信しております。もっと皆さんにキャンピングカーの事を知ってもらい、身近に感じていただけましたら嬉しいです。
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| サウスリムの大渓谷を楽しもう |
サウスリム（南崖）を訪れた人の99％はビューポイントから見下ろすだけです。せっかくグランドキャニオンに来たのにもったいないと思います。時間の許す限り、大渓谷の中を歩いてみてください。 グランドキャニオンは滞在時間に余裕を持ったスケジュールにしてください。そして下記①か②のトレ イルを歩いてみてください。どちらも優劣つけがたいおすすめのコースです。
① サウスカイバブ・トレイル＝巡回バスはOrange の「カイバブ・リムルート」に乗車
② ブライトエンジェル・トレイル＝巡回バスはBlueの「ビレッジルート」に乗車
①②とも、ビジターセンター横のRV 専用の駐車場(無料)に車を停め、園内の巡回バス(無料)を利 用してトレイルヘッド(登山口)まで移動します。
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①サウスカイバブ・トレイル |
登山口はイーストリム(東崖)寄りの「ヤキポイント」に近く、カイバブトレイルヘッドのバス停で下車。トレイルヘッドの標高は2,213m。トイレと飲料水があります。
写真の様な整備されたトレイルが、ジグザグに崖に沿っています。 2.4 ㎞、所要時間約1 時間で「シーダーリッジ」という広場に到着。 トイレがあります。
登山口からの標高差は約－350m。私はここでお弁当 （おにぎり）を食べ、お茶を飲み、写真を撮りトイレで用を足してから同じ道を戻りますが、登りは下りより1.5 倍の時間がかかります。 コースの難易度的には小学生の子供さんでも大丈夫です。 シーンとした静寂の中に、風の声、鳥の声が聞こえます。リムのビューポイントとは全くの別世界が広がっています。
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②ブライトエンジェル・トレイル |
▲トレイルはシッカリ整備されています。
脚に自信がある方は、往復1 日がかりの「インディアンガーデン」（往復約15km）、標高差933m のコースをおすすめします。大渓谷を満喫します。 インディアンガーデンは木々の緑が日影を作り、オアシスになっています。トイレも飲料水もあります。そこまで無理しなくても、「1.5 ㍄レストハウス」、「3 ㍄レストハウス」の折り返しコースでも 十分満足します。 “グランドキャニオンの中を歩いた”ってハナタカさんになれます。
▲ミュールツアーが最優先、人間が待機。
| トレイルを歩く場合の注意事項 |
- ①でも②でも、飲料水とお弁当/スナックは必ず持参。
- トレイル幅の狭い所は登りの人が優先、下りの人は山側に端に身を寄せる。
- 日陰がほとんどありません。日焼けどめクリーム、帽子、サングラスなどの対策は不可欠。
- ミュールツアーに出会った時は彼らに優先権があります。トレイルの端で通り過ぎるまで待機。
- スニーカーでもOK ですが、できれば底の厚い軽登山靴の方が歩きやすい。
- ゴミもタバコの吸い殻もご自身で持ち帰りです。タバコの匂いはだいたい嫌な顔をされます。
- トレイルに柵はありません。トレイルの外を歩くことは危険です。
- 夏は40℃～45℃の灼熱地獄です。6 月中旬から9 月までは避けた方が無難。
今日はここまで。次回をお楽しみに。
キャンピングカー先生やまざき
▶︎ Vol.17 「王者の貫禄！グランドキャニオンのサウスリム(南壁)」を読む
▶︎ Vol.19 「グランドキャニオンでラフティングをしよう！」を読む
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